アートスープが前橋駅前に移転した2018年4月から
2019年11月までの収支をまとめました。
2018年 収入まとめ
先ずは収入がこちら、グラフにしてみました。
こんな感じでした。
2018年3月頭に前橋中央通り商店街のお店を閉店して5月初めのオープンまで約一カ月半かけてお引っ越しをしていました。その間収入は0です。
・移転後も荷物の片付けや整理に思ったより時間が掛かり、二階エリアのオープンは9月までずれ込みました。二階の和室・洋室に展示会の予約が入ってきてから徐々に収益が増えています。
・展示予定を詰め込み過ぎた10月と、反動で稼働率が落ちた11月の差が激しい。
・10月はめぶくアートコンテストの賞金と北海道チャリティー展の寄付金で15万の臨時出費があるので支出も多いです。
一階・二階ともに稼働している月は収益が大きく、
徐々にですが収入が増えて来ています。
2018年 収入のうちわけ
収入のだいたい半分が作家さんたちから頂く企画展示の出展料金でした。
1/4ぐらいが作品の販売手数料、残りが個展の開催費用と棚のレンタル料です。
一年間で285万円の収入がありました。
2018年 支出のまとめ
こちらが支出のまとめです。
建物の購入費1700万円と改装工事費(入口、シャッター、階段の工事)450万円はここには含んでいません。移転改装工事費のクラウドファンディングの支援金(87万円のうち、FAAVOに支払った手数料を除いた70万円)は改装工事費に使用させて頂きました。
前店舗のお片付けが終わり撤収できたのは6月、
そこまで家賃が8万円×3ヶ月発生していたのと原状復帰工事費用が3万円かかりました。
引っ越しに合わせて諸々の設備投資、消耗品や備品の購入、
老朽化していたガス管・ガス給湯器・排水管の工事が6~8月に入りました。
ガス工事費50万円は大家負担でこちらには含めず、アートスープ一階カウンター内の水道管工事費3万円を8月の出費に計上しています。
秋以降は大きな設備投資や物品購入は減り、固定費や消耗品が主になりました。
こちらも徐々にですが、支出は減って来ています。
年間トータルでは397万円の支出となりました。
2018年度 収支のまとめ。
収入なしで大きな出費が重なったお引っ越しの4月は-42万円の大赤字!
その後も二階エリア稼働前の8月までは赤字続きでした。
ようやく二階含め全ての展示室が稼働した9月に僅かですが黒字化、
徐々にですが、少しづつ収益も右肩上がりになりつつあります。
しかし、年間トータルでは113万円の赤字となりました。
2019年 11月までの収支のまとめ
2019年に入ってからはだいぶ大きな支出は減って来ましたが、
二階エリアの稼働が少なかった8月は大きな赤字月に。
今のところまだ4万円ほど赤字が出ていますが、昨年よりはだいぶマシになりました。
ここまで8カ月で今のところ4万2千円ほどの赤字ですが、
3月までにどうにか黒字化を目指したいと思います。
赤字分と工事費などの不足金
改装工事費用が
シャッター移設、入口、階段、電気、展示壁面など 450万円
下水溝の修理・エアコン修理 5万円
運営赤字金 117万円
合わせて 572万円
そこからクラウドファンディング支援金から70万円を使用させて頂き
500万円ほどを自己資金にて補填しました。
※集まった支援金87万円のうちFAAVOの手数料で20%引かれて70万円ほどになりました。
貯金で足りない分は銀行のローンを組んで補っています。
非営利団体のアートスープでは事業性資金の借り入れは出来ませんので、
私個人名義のカードローンとなります。なので金利が高いのです。
本業の収入とボーナスで毎月数万円づつ返済を進めていますが、
現在の借入額は残り380万円ほどです。
うち200万円は比較的金利の安い年利3%、利息は年間6万円。
残りの180万円は年利8.5%、利息は年間で15万円ほど、
利子だけで年20万円近くも出費が増えてしまいます。
このまま返済を進めれば(アートスープで大きな出費が無ければ)
あとだいたい4~5年ぐらいで完済できそうなのですが、
早め早めに返済できるほど無駄な出費を抑えられます。
その分をギャラリーの備品や設備投資に回したり
学生さんの学割出展料の予算にしたり宣伝広告やチャリティー展に宛てたり、
さらなるギャラリーの発展に投資できて作家さんやお客さんに還元できます。
そこで、皆様にご協力をお願いしたく思います。
2019年12月中にクラウドファンディングを始めます。
2015年、2018年の移転改装工事の際のクラウドファンディングと同様に
ご支援いただいた皆様には支援金と同額の『アートスープ利用券』をお返しします。
結局支援金と同額をお返しするのでプラスマイマスで見れば0なのですが
利用券を手にした作家さんがアートスープに出展して下さり、
利用券を手にしたお客様が作品を購入して下さる。
作品の売上がまた作家さんの次の作品への画材や意欲に代わり
新しい作品をまたお客様が楽しめる。
この好循環こそがギャラリーを動かす最大の力となります。
借入金の早期返済も進められれば一石三鳥のwin-win-winです。
また、今回は「支援金」以外にも様々な形で
皆様からのご協力をお願いしたく思います。
そのためこれまでのようにクラウドファンディングの会社を通さず
アートスープのサイトやSNSを使っての支援者募集となります。
支援の募集について詳細は近日公開予定です。
皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致します。